瞬間が永遠なんです
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
水分神社を過ぎてしばらくしたら、すぅっと杉林へ入った。こうなってくると、気分が盛り上がってくる。足取りもかるぅく。
杉林をしばらく歩くと、「高城展望台」の文字+桜!咲いてるっ!!山の上で見る桜も、やっぱいい。
うひゃほい。
のんびりしたいところだけど、二人を待たせているのでしゃっしゃと道へ戻る。
またしばらく歩いたら、キタ!金峯神社の鳥居!!
吉野山の地主神が祀られてんだって。ちょっと降りたところには、源義経が隠れたっていう小屋があった。まぁなんでもないっちゃなんでもない。
とにかく人の流れについてきたんだけど、神社から奥へ行こうとする人が意外と少ない。「奥千本はずっと奥らしいよ」とか、「まだまだ先らしいよ」とか、そんな絶望的なささやきが聞こえてくる。そんな事言われても、ここまで1時間以上歩いてきてんだから引き返せん。案内の地図にも、奥千本の位置は、すごく曖昧。
急に人が減った、さらに神々しい山道を進むと、ドレッドのふくよかな黒人女性が脇道から出てきて、「こっから5分くらい下ったところが綺麗だったよ」と教えてくれた。
案内の石柱には「西行庵」の文字。まっすぐ行った人は、1時間くらい歩いて何も見ずに引き返してきてたみたい。なので、「しょうがねぇ西行庵で妥協しとくか」みたいな感じで脇道へ歩くと、まさに5分くらいで、
キターーーーー!!
めっちゃ咲いてるし。
なんと、ここが奥千本だった。地図とか案内とかには「西行庵」としか書いてなかったのに。でもまぁ、そのおかげで大感動。
西行法師が住んでいた場所らしい。
「秘境で花見」みたいな感じで、すげーイイ気分。
山桜は、葉と花が同時に出るんす。
周りは杉林。
絶景かな。
弁当についてた花見団子。とっておいてよかった。
上千本までが散ってたおかげで得られた深い感動。歩いてよかった。
わかりにくい案内が、もしも狙いだとしたら、かなり粋だと思う。
続く
PR
この記事にコメントする